菓子もまた、ペルー食文化の多様性を示している。
ペルー独自と思われるのが、ユキータス Yuquitas。
おっちゃんが、緩い緩い生地を伸ばし切って油に入れる。
いい色がついて、ふっくらと膨らんだら食べ頃である。
味は、家でお母さんが揚げてくれたドーナッツ。食感の軽いベビーカステラか。
ちなみに翻訳してみると、「雪兎」。むむほんとうか。
こちらは、ケソへラードQueso helado。
直訳すれば「チーズアイス」だがチーズは入っていない。
アイスを作りたがったが牛乳も冷蔵庫もない、そこでブリキのヤカンに練乳入れて、氷の上で回し回し冷やし固めたのである。
出来上がったらそん形がチーズのようであったので、こんな名前が付けられた。味は、まさしくアイスクリンの味で、懐かしさと哀愁が漂うでのあった。
現代的なマカロンも売られているが、隣には、これまた定番だというキャラメル挟んだ煮イチジクが売られている。
非常に甘そうであるが、そんなには甘くない
あるいは、無発酵のパンと蜂蜜と焦がし練乳のせんべいのようなパイ。
ナッツのような味わいのアマゾンの栗ときたもんだ。
菓子で学ぶペルー食文化の多様性
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