<駅弁勝負> 第23番

駅弁 ,

<駅弁勝負> 第11番

勝負に勝ったかどうかは、わからない。
周りに弁当を食べている人がいないのである。
隣は、推定29歳のリーマンで、ガラ系とスマホいじりながら、たけのこの里を召し上がられている。
傍らには、BOSS。しかしもう30分もキャップも開けずに、おいたママなのである。
気になる。

私は、串くらの焼き鳥弁当1150円。
やや高いが質はいい。
真ん中の正肉は、パサパサではなく、ネギマのネギよく、つくねも上品な味。
鳥そぼろが、ネギマの下まで潜り込んでいるのはうれしいし、タレ、七味、山椒が別添えとなっている点も心憎い。
山椒は鳥だけでははなく、タレの染みたご飯に少しかけてもいいし、味の淡いつくねに、タレをたっぷりかけて凌辱しても楽しい。
七味は、ネギマにたっぷりと。
というように、遊べるのがイイノダネ。
というように、チョコレートの香りをかぎながら、弁当を食べ終えた。