足摺岬の巨石群

日記 ,

足摺岬の巨石群。
足摺岬の山頂に、明らかに人工で細工されたであろう巨石群がある。
今の力を持ってしても、安易に移動できぬ巨石であり、イースター島やイギリスのストーンヘンジとの共通項もあるという。
近隣には世界最大のストーンヘンジもあるが、以前の高知市長が世界中からのバッシングを無視して、公園として整備したため、遺跡は原形をとどめていない。
縄文時代以前の者とされており、唐人(外国人ではなく外の世界から来た人たち)が作った石として言い伝えられ、唐人石と名付けられている。
他の巨石群同様、謎に埋まっている。
汗だくで、岩山をのぼり降りた。
車に戻るとポケットに入れていた車のキーがない。
同じポケットに入れていた者はあるのに。
しかもかさばるレンタカーのキーである。
もう一度のぼった。岩と岩の間に落ちていたらどうしよう。いやそれより見つからなかったらどうしよう。携帯もつながらぬ、周りに人もいない山中なのだ。
ゆっくり探しながらのぼった。
あった。岩の間ではなく、山頂の平の土の上に、どうぞここですよと分かりやすく横たえてある。
もう一度来なさいという命だったのか。別れ際に写真を撮った。
写真を整理していて、ぞくっとした。
これがその時の写真である。
見えない力は確かに、そこにいる。
その他の写真は、後でアルバムにのせておきますので見てください。
また足摺に、行かなくては行けない。そうここで書いていて、ぞくっと来た。
行かなくては行けない。