節食生活の限界

日記 ,

節食生活に限界がきたのだろう。
昨夜コンビニでレジ待ちしている時、唐揚げが目に入った。
ガラスケースの中で焼き鳥などと一緒に温められている奴である。
数時間前に揚げられて、鶏肉から水分やエキスは抜け、衣はおそらくしなり、染み込んだ油が参加しているであろう、そいつである。
普段はまったく興味がなく、食べたこともない
だがその瞬間、ガラスケースをこじ開けて、齧りつきたくなった。
一個だけでなく、五個くらい手でつかんで、むしゃぶりつくように食べたい。
このままでは、レジで「唐揚げください」と言ってしまうかもしれない。
そう思い、一旦冷静になろうと、レジから離れた。
しかしぶらぶら店内を歩いていると、様々なものが誘惑するではないか。
どれもここ数年食べていないものばかりである。
ポテトチップス。
味違いで二袋買って、一気にバリバリやりたい。
菓子パン、
これは三つだな。
厚切りメープルシロップふれんち、コッペフレンチ入りチョコクリーム、角切りリンゴのデニッシュという、450キロカロリー越え三兄弟を、交互に齧りながら、口周りをクリームだらけにしてやりたい。
カップヌードル。
お久しぶりです。でかいの一個より、二個買いで、時間差でお湯入れ、二個目は辛いの入れて、味変で、すすりたい。
マヨネーズ。
コンビーフ缶にたっぷりかけて、ご飯をかきこみたい。
そこで気づいたのだが、この心理は、空腹の食欲からくるのではなく、自己破滅願望から来ているようである。
なにか、自分をめちゃめちゃにしたい(といってもたかだかポテトチップス二袋で体はおかしくならないが)、という内なる願望が抑えきれなくなるのである。
他の商品も、見るもの見るもの、妄想が湧いてたまらず、もうダメだとコンビニを出た。
さあ、去年より10キロ減ったか?
審判は今日である。