満たす。

食べ歩き ,

冷凍宅食弁当「ME+ みたす」という、減塩した健康食及び冷凍弁当と向き合い、調理法や素材に3年間工夫を重ねたという、新弁当の試食をした。ました
保健師・看護師・管理栄養士の知識と指導を受けつ料理を受け持ったのは、大阪『MAKIBI®』河野 強シェフと日本料理『楽心』片山 心太郎シェフである。
いただいて、冷凍とは思えぬレベルの高さに驚いたのと同時に、気がついたのは3点である。
1、 私は今1歳児の孫がいるので、幼児の減塩料理を作る娘の苦心を日々見ている。これは幼児の食事として、最適なのではないか。何しろ味覚というのは、3歳までに栄養バランスの優れた食事を得た子供が養われるというのだから。 
2、 普段塩分濃度の強いものを食べている自分の舌のリセットできる。ファステイングより、美味しく慎ましくこの弁当を三日三食食べると、明らかに変わるだろう。
3、 淡い味わいなので、食べている途中に味を探している自分がいた。食材の素の味を見つけると同時に、その味わいを変化させて味わえるように工夫されている点が、他の弁当と違う。例えばこの写真の弁当では、ソースなり汁を白玉にたくさん漬けたりつけなかったり,ご飯にかけたりするなど,様々な食べ方を自然と考案していくことである。
これは、美味しい物を食べることばかりに心を奪われるより,いかに美味しく食べるかということが、いかに大切かということを教えてくれるのである。